総括

2006年9月28日コメント (1)
まず、白と黒が明らかに強い色で、次に赤が強い。青はやや弱く、緑が最弱、という印象を受けた。
というわけで、今日は緑についての考察を書こうと思う。


なぜ緑が弱いのかというと、決定力となる殴れるクリーチャーが弱いからだ。
コモンで安定して殴れるクリーチャーといえば、《ダークウッドのベイロス》か、7マナの《ヘイヴンウッドのワーム》だろう。しかし、どちらもマナコストが重く、回避能力が多いこの環境でのインパクトは薄いと思われる。
《スカーウッドのツリーフォーク》はなかなかのスペックだが、パワー3のクリーチャーがどこまで安定して殴れるかは疑問ではある。1枚の壁に阻まれるケースも少なくないのではないだろうか。

では、緑の強さとは一体なんなのかというと、

○飛行クリーチャーへの耐性
○多色へのアプローチ
○ファンガスシナジー

この3点である。


回避能力を持つクリーチャーが多いこの環境で、飛行クリーチャーへの対策となるカードは緑にとって最も重要だ。安定して殴れるクリーチャーが重コストとなるとなおさらだ。
そういった意味で、順位表の1位が《暗影の蜘蛛》だというのも納得できるだろう。

しかし、守りを固めるだけでは勝ちには繋がらない。残りの2つは、緑が勝ちにいくための手段だ。


リストを見てもらえばわかるが、緑のコモンには3種類の色マナサポートがある。また、アーティファクトにも2種類の色マナサポートがある。
これは明らかに緑+多色への足がかりとなり得るだろう。
これによって、赤や黒の除去スペルや青や白のフィニッシャーを好き勝手にピックすることができ、色違いのフラッシュバックも使い放題だ。

しかし、緑+多色の利点はそれだけに留まらない。
そう、スリヴァーだ。
相手のスリヴァーにも影響を与えてしまうという特性や、各色にばらけているせいで固め取りが難しいこともあり、スリヴァーというのは(モノにもよるが)不人気になる傾向がある。
だが、緑+多色であればそんなことを気にする必要は無い。


もう一つの勝ち筋のファンガスだが、これは緑黒決め打ち戦略と考えてもらっていい。
ファンガスの特性上、最も重要なのは場を膠着させることだ。つまり、《暗影の蜘蛛》や除去を最優先でピックしなければならないので、ファンガスをかき集めるのはそれからということになる。また、ファンガスであり優秀なブロッカーである《サリッドの殻住まい》(2マナ0/5の壁)はコモンで最も優先順位が高いファンガスだろう。
1マナでインスタントタイミングで苗木が出てくる《芽吹き》はこのアーキタイプではなかなかの強さを見せてくれる。デッキに2枚程度入れても何の問題もないだろう。

という感じにいろいろ書いてみたわけだけど、俺はプレリでしか時のらせんのカードを触ってないから、ぶっちゃけ自信ないんだよね。ほとんどはリスト見て考えた机上の空論だし。
まぁ、実際に試してみていろいろと手直しすることも多いだろうね。
感想や反対意見があればいくらでも受け付けます。

コメント

yuki
yuki
2006年9月28日21:27

今度のプレリで参考にさせていただきます。

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