エクテン調整記?

2008年1月12日
いつのまにか、PTQハリウッドの結果が出てた。

上位にドレッジが多いのは予想済み。単純に強いし、メタられ方も単調になりがちだから、メタり返しやすい。

意外にドメインズーが多いのには驚いた。形もそんなに目新しい部分は無いんだけどね。

緑黒白ドランっていう新しいデッキタイプがかなり勝ってるのが印象的。でも、ザ・ロック+ドランっていうアーキタイプが強いのは知ってたから、あまり驚きはしない。
ただ、メインのボブと黒コマンドは予想してなかった。
バレンシアでトップ8に残った緑黒白ロックは、ロックの歴史から見れば前時代的なデッキやったけど、こいつは全然違う。

---------------------ザ・ロックの歴史-----------------------

Sol Malkaが世に放ったザ・ロック(別名:マルカデス)は、黒の優秀な手札破壊、緑の優秀なアドバンテージクリーチャー、ライフゲイン、そして万能リセット《破滅的な行為》によって、全方向へのボードコントロールを可能とし、様々なプレイヤーの支持を得た。
当時、エクテン環境で猛威を振るっていたトリックス(青単ドネイト)に有利に戦えることも大きかった。

しかし、このデッキには2つの致命的な弱点があった。
ひとつは、アドバンテージを《破滅的な行為》に頼り過ぎている。
もうひとつは、クロックが遅いことだ。
ロックは、対応力は幅広いのだが、そのせいでデッキの中身が薄い。アドバンテージもカードパワーも無いボードコントロールが勝てる道理など無かったわけだ。

そこで生まれたのがMarcy Rockだった。いわゆる雑種犬型ロックだ。破滅的な行為には頼らず、デッキ全体のクリーチャーの質を高め、ハンデス+クロックという、コンボデッキにとっては悪夢の動きをする。
コントロールデッキにも十分に戦え、一時はメタゲームの中心となっていた。

しかし、2005年世界選手権で、Marcy Rockとは違ったアプローチでロックの弱点を補ったデッキが現れた。
それがGift Rockだ。
このデッキは、ボードコントロールというロックのコンセプトを守った上で、対応力という利点をさらに昇華させ、けちによるアドバンテージで最大の弱点をも補った、ザ・ロックの完成形とも言えるデッキだ。
現在のエクテンでは、クリーチャーデッキの速さと展開力に対応するために、集団監禁を採用したバージョンが多い。

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ドランロックはどちらかと言えばMacey Rockの進化系。しかも、ロック最大の弱点だったドローをボブで補ってる。
黒コマンドを採用するあたり、コンセプトを理解してるって感じだよね。

まぁ、俺ならドランは使わないけどね。
俺が使うデッキは3択まで絞られてるから。
でも、ドランが流行るようなら、1択かな。


でも、今一番気になってるデッキタイプはNext Level Blue。

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