2chのmagic duelsスレで、
「赤単は先手が有利か?後手が有利か?」
という議論が巻き起こっていたので、この話題について書きたいと思います。

プロツアー「戦乱のゼンディカー」で、アタルカレッドのミラーで後手をとるプレイヤーがいたから、きっと後手の方が有利なんだという人が何人かいる一方、「マジックで後手が有利になることなんてない」という意見の人も散見されました。



結論から言うと、アタルカレッドのミラーに関しては、
「1本目は先手有利、2本目以降は後手が有利」であると考えられます。

アタルカレッドのサイドボードは、苦手なアグロ系やミッドレンジ系の対策として、クリーチャー除去やフィニッシャーが採用されているケースが多いです。
基本的には1対1交換を繰り返す消耗戦になるので、プロツアーで2本目以降に後手をとるプレイヤーがいるのも、納得のいく話だと思います。

一方で、一本目に関しては先手が有利だと考えられます。
1本目は除去よりもクリーチャーの殴り合いが主体になるので、基本的にはコンバットトリックを構えながら先に殴れる先手が有利になりやすいでしょう。
また、「果敢」持ちのクリーチャーが多いことも先手有利の後押ししています。
後手でディフェンシブな動きを強要された場合、メインで多く採用されている攻撃的なパーツを活かしきれず、そのまま押し返せず負けてしまうことも多いと思います。

この原則は、いつの時代の赤単ミラーでもだいたい適用できますが、例外もあります。
ミラディンブロック構築の「赤単コントロール」ミラーでは、「弧炎撒き」の先出し有利でした。
明らかに先出し有利のフィニッシャーが存在する場合(そしてそれに対処しづらい場合)は、サイド後も先手を取った方がいいかもしれません。



ちなみにmagic duelsは1本勝負なので、高名や果敢持ちが多い赤単ミラーでは「先手」が有利です。(まぁ、分かってても先手後手選べないから意味ないけど)

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