USA Standard Express vol.59 -GP Indianapolis etc.-
http://www.hareruyamtg.com/article/category/detail/2079


この結果が示すところは、「やっぱり緑赤エルドラージランプはダメだね」ってことなんだろうか。
何%のプレイヤーが使っているかは分からんけど、エスパーが上がってきたところを見ても、少なくとも上位にはほとんどいないことになる。


プロツアーの「ダークジェスカイ」にしろ、今回の「エスパーコン」にしろ、やたら1枚刺しが多いのは、「時を越えた探索からの選択肢を増やすため」だったり、「相手にこちらのデッキ構成を悟らせず、計算を阻害するため」という理由なのかな?
当然、引きムラが起こるリスクは増えるものの、インスタントを構える受け身なデッキとしては適切な戦略の一つだと思う。
逆に、今回使った1枚刺しの戦略は、次の大きな大会では効果が薄れている。
アブザンのプロツアーコピーが結果を残しているのに対して、「ダークジェスカイ」のコピーがふるわないのは、そういう理由もあると考えている。
奇をてらった戦略は、賞味期限が短い。


「上陸ビート」や「アタルカレッド」は、アブザンをメタった遅いデッキ全般に強いと考えられているので、毎回一定数はいるだろう。
ブン回ればアブザンにも勝てる場面もあるはず。
勢いがあればトップ8に1~2人は送り込めるかもしれない。
が、3人以上は無理だろう。そういうデッキだ。


アブザンメタの大味なデッキに対策するため、カウンターを積んだ4色アブザンがトップ8に入っている。
「アブザン以外のデッキは、大味なカードでアブザン対策をしてくるだろう」という読みがあったかどうかは知らないが、4色の代償として「乱脈な気孔」を不採用にしている。
フェッチランドを多用しているとはいえ、土地が25枚でミシュラランド無しという構成は、なかなか勇気がいる。
こういった構成は消耗戦に弱くなるので、一般的に純正同型とのマッチアップで不利になることが多い。
しかし、アブサンミラーは「包囲サイ」や「風番いのロック」のおかげで、消耗戦にならずに膠着する場面が多いと考えられる。そうなると、勝負を決めるのは「ギデオン」だ。
相手の後引きのギデオンをカウンターできる分、4色の方が有利なのかもしれない。(追記:このデッキ、ギデオン入ってないのね・・・・)
一方、大味なカードではなく、単体除去を多用してくるデッキには少し不利になる。
ダークジェスカイがその筆頭だし、エスパーコンも単体除去を多めにとってくる可能性がある。
純正にすべきか4色にすべきか、今後のメタゲームの動向によって左右されるだろう。

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