この環境は、「アドバンテージ源」や「勝ち筋」がパーマネントに依存しているから、パーミッション系よりも除去コントロールの方が合っているんじゃないかと考えてた。

つまり、「Xドロー」とか「歯と爪」みたいな、勝ちに直結するインスタントやソーサリーが環境に少ないので、たいていのデッキはプレインズウォーカーなどの「パーマネントの持続」に依存した構成になっている。
ということは、「パーマネント除去」と「カウンター」を比べたとき、従来よりも「カウンター」の優位性がやや低いと考えられる。
ならば、「青系パーミッションを使うよりも、緑黒系パーマネントコントロール(除去コン)の方が、コントロールとしては環境に合ってるんじゃないか」という仮説が立った。

最もいい形の除去コンをしばらく模索した結果、この形の「アブザンコントロール」にたどり着いた。

-----------------------------------------------------------------------------

【アブザンコントロール】


15 クリーチャー

4 薄暮軍団の盲信者
4 翡翠光のレインジャー
3 秋の騎士
2 ゴルガリの拾売人
2 殺害の暴君


2 プレインズウォーカー

2 秘宝探究者、ヴラスカ


19 スペル

4 死の重み
4 発見/発散
3 暗殺者の戦利品
3 煤の儀式
3 議事会の裁き
2 リリアナの契約


24 土地

4 草むした墓
3 森林の墓地
3 孤立した礼拝堂
3 陽花弁の木立ち
4 進化する未開地
4 森
2 沼
1 平地

-----------------------------------------------------------------------------

■除去コンの最大の課題は「キープ基準」
・これはどの環境の除去コンにも共通するけど、相手のデッキが分からない場合の初手キープ判断が超難しい。「アグロ向け」と「コントロール向け」のカードが混在しがちだし、序盤のドロー操作はたいてい青の専売特許だから、偏ったハンドをキープして裏目を引くことはよくある。
・このデッキでは「薄暮軍団の盲信者」、「発見/発散」、「翡翠光のレインジャー」が明確なキープ基準になる。
・「発見」は使ってみると結構よかった。

■「リリアナの契約」の可否
・もともとはカーンを使っていたものの、特にコントロール戦で即除去されることが多く、アドバンテージ源としての信頼性が薄かった。
・コントロール戦はプレインズウォーカーの出しあい壊しあいなので、泥試合のトップ合戦になりがち。「リリアナの契約」のようなスペルは決定打になる。
・とはいえ4点のペイライフはきついので、ライフゲインは必須。
・正直、サイドボードにすべきか悩んでいる。
・マルチカラーを増やして「鮮烈な蘇生」にするのもいいかもしれない。

■「ゴルガリの拾売人」について
・アグロに対して蓋をするクリーチャー。
・「死の重み」や「秋の騎士」を回収したらまあまあ勝つ。

■フィニッシャーについて
・青系と渡り合うためにも、メインから「殺害の暴君」は入れるべきだと思う。
・枚数は悩みどころだけど、ヴラスカと合わせて4~5枚が限度っぽい。

コメント

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索