赤単のサイドプランの雑感
2020年7月6日 Magic: The Gathering コメント (2)
赤単のメインボードは、どのデッキリストもほとんど差が無い。
だいたいこんな感じだ。
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【サンプルデッキ】
メインボード
4 熱烈な勇者
4 焦がし吐き
2 ブリキ通りの身かわし
2 リムロックの騎士
4 遁走する蒸気族
4 義賊
4 鍛冶で鍛えられしアナックス
4 砕骨の巨人
4 舞台照らし
3 朱地洞の族長、トーブラン
3 エンバレスの宝剣
4 エンバレス城
18 山
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人によっては、土地が21~23の間で変動するし、「リムロックの騎士」と「ブリキ通りの身かわし」の枚数が変わったり不採用になったりする。
「エンバレスの宝剣」を4枚搭載する形も多い。
でも、それ以外は全く同じと言って良い。
問題はサイドボードだ。
赤単のサイドボードといえば、アグロデッキに対しては除去とアドバンテージ源を入れてコントロールっぽくする「変形サイドボード」が定番だが、現環境のカードプールではそれが出来ない。
メインボードにアグレッシブなパーツが多すぎて、サイドからコントロールっぽく振る舞うようなことが出来ないため、グルールや緑単のようなサイズで上回る相手に対しても「テンポをとってビートダウン」しか道が無い。
なので、「溶岩コイル」ではなく「レッドキャップの乱闘」を優先するプレイヤーがそれなりに多い。
相手も「エンバレスの宝剣」を使っているならなおさら「レッドキャップの乱闘」が光るし、「格闘」系のスペルや、「悪魔の抱擁」に対しても大きくテンポをとれる。
アグロが多い環境ならば、理論上は「レッドキャップの乱闘」を採用すべきだ。
「レッドキャップの乱闘」、「溶岩コイル」、「焦熱の竜火」の3種はそれぞれ役割が微妙に異なっていたり、被っていたりもするので、3種を散らして入れているプレイヤーもいる。
個人的に「焦熱の竜火」には懐疑的だ。
驚くべきことに、「実験の狂乱」を採用しているプレイヤーはほとんどいない。
この理由は、正直よく分かっていないが、おそらくアグロデッキに対してはテンポゲームになることが予想されるので、重いパーツはすでにメインボードに採用しているカードでスロットがいっぱいいっぱいなのかもしれない。
コントロールに対しては強そうだけど、「灰のフェニックス」のようにダメージ源にもなるカードの方が好まれているのかもしれない。
ただ、アグロとのサイドボード後は互いに軽量除去を入れるので、消耗戦のようなゲーム展開もあり得る。「実験の狂乱」はかなり役に立つと思うのだが・・・・。
同じ理由で、「エンバレスの宝剣」は弱体化する可能性が高い。剣を2枚まで減らして、空いたスロットに「実験の狂乱」を入れるのは良い入れ替えのように見える。
「初子さらい」を入れているプレイヤーもいる。「ウーロ」対策なのかな?
「ウーロ」を使っている側からすれば、赤単には「ウーロを脱出で唱えるしか道が無い」って場面も結構多いので、案外アリなのかもしれない。
場面が限定的すぎるところは課題かもしれないが、墓地対策などで「ウーロ」を封じるのに比べ、「初子さらい」の方が驚異的にテンポアドバンテージを稼いでいる。
もちろん「サメ台風」トークンや「ハイドロイド混成体」に対しても同様だ。
赤単のゲームプランとしては、かなり理にかなっているのかもしれない。
「炎の侍祭、チャンドラ」は最近あまり人気がない。
「ウーロ」に対しては「無頼な扇動者、ティボルト」の方を優先的に入れたいからかもしれない。
それはそうかもしれないが、「炎の侍祭、チャンドラ」はアグロデッキに対して進化を発揮することがある。
サイドボードに7~8枚の除去スロットを用意できるのならば、「舞台照らし」も含めるとフラッシュバックできるスペルが十分に揃う。
アグロデッキに対して消耗戦ゲームの展開になったときは、2回ほど除去をフラッシュバックできれば有利な展開だろう。
まぁ、これらのゲームプランなら「実験の狂乱」の方がほぼ上位互換だと考えているので、私が「炎の侍祭、チャンドラ」を採用することなど当分無いだろう
サクリファイス系に対するサイドボードとして人気なのは、各種追放火力と、「エンバレスの盾割り」だ。
「無頼な扇動者、ティボルト」もサイドインする。
「実験の狂乱」を採用しないのならば、「墓掘りの檻」も良い選択だと考えているが、採用しているプレイヤーを見たことがない。
特に「夢の巣のルールス」を入れているようなサクリファイスには効果覿面だし、そもそもこのマッチアップはだいたい消耗戦になるので、サクリファイスの墓地アドバンテージを封じることが出来れば、勝利に大きく近づくようにも見える。
だいたいこんな感じだ。
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【サンプルデッキ】
メインボード
4 熱烈な勇者
4 焦がし吐き
2 ブリキ通りの身かわし
2 リムロックの騎士
4 遁走する蒸気族
4 義賊
4 鍛冶で鍛えられしアナックス
4 砕骨の巨人
4 舞台照らし
3 朱地洞の族長、トーブラン
3 エンバレスの宝剣
4 エンバレス城
18 山
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人によっては、土地が21~23の間で変動するし、「リムロックの騎士」と「ブリキ通りの身かわし」の枚数が変わったり不採用になったりする。
「エンバレスの宝剣」を4枚搭載する形も多い。
でも、それ以外は全く同じと言って良い。
問題はサイドボードだ。
赤単のサイドボードといえば、アグロデッキに対しては除去とアドバンテージ源を入れてコントロールっぽくする「変形サイドボード」が定番だが、現環境のカードプールではそれが出来ない。
メインボードにアグレッシブなパーツが多すぎて、サイドからコントロールっぽく振る舞うようなことが出来ないため、グルールや緑単のようなサイズで上回る相手に対しても「テンポをとってビートダウン」しか道が無い。
なので、「溶岩コイル」ではなく「レッドキャップの乱闘」を優先するプレイヤーがそれなりに多い。
相手も「エンバレスの宝剣」を使っているならなおさら「レッドキャップの乱闘」が光るし、「格闘」系のスペルや、「悪魔の抱擁」に対しても大きくテンポをとれる。
アグロが多い環境ならば、理論上は「レッドキャップの乱闘」を採用すべきだ。
「レッドキャップの乱闘」、「溶岩コイル」、「焦熱の竜火」の3種はそれぞれ役割が微妙に異なっていたり、被っていたりもするので、3種を散らして入れているプレイヤーもいる。
個人的に「焦熱の竜火」には懐疑的だ。
驚くべきことに、「実験の狂乱」を採用しているプレイヤーはほとんどいない。
この理由は、正直よく分かっていないが、おそらくアグロデッキに対してはテンポゲームになることが予想されるので、重いパーツはすでにメインボードに採用しているカードでスロットがいっぱいいっぱいなのかもしれない。
コントロールに対しては強そうだけど、「灰のフェニックス」のようにダメージ源にもなるカードの方が好まれているのかもしれない。
ただ、アグロとのサイドボード後は互いに軽量除去を入れるので、消耗戦のようなゲーム展開もあり得る。「実験の狂乱」はかなり役に立つと思うのだが・・・・。
同じ理由で、「エンバレスの宝剣」は弱体化する可能性が高い。剣を2枚まで減らして、空いたスロットに「実験の狂乱」を入れるのは良い入れ替えのように見える。
「初子さらい」を入れているプレイヤーもいる。「ウーロ」対策なのかな?
「ウーロ」を使っている側からすれば、赤単には「ウーロを脱出で唱えるしか道が無い」って場面も結構多いので、案外アリなのかもしれない。
場面が限定的すぎるところは課題かもしれないが、墓地対策などで「ウーロ」を封じるのに比べ、「初子さらい」の方が驚異的にテンポアドバンテージを稼いでいる。
もちろん「サメ台風」トークンや「ハイドロイド混成体」に対しても同様だ。
赤単のゲームプランとしては、かなり理にかなっているのかもしれない。
「炎の侍祭、チャンドラ」は最近あまり人気がない。
「ウーロ」に対しては「無頼な扇動者、ティボルト」の方を優先的に入れたいからかもしれない。
それはそうかもしれないが、「炎の侍祭、チャンドラ」はアグロデッキに対して進化を発揮することがある。
サイドボードに7~8枚の除去スロットを用意できるのならば、「舞台照らし」も含めるとフラッシュバックできるスペルが十分に揃う。
アグロデッキに対して消耗戦ゲームの展開になったときは、2回ほど除去をフラッシュバックできれば有利な展開だろう。
まぁ、これらのゲームプランなら「実験の狂乱」の方がほぼ上位互換だと考えているので、私が「炎の侍祭、チャンドラ」を採用することなど当分無いだろう
サクリファイス系に対するサイドボードとして人気なのは、各種追放火力と、「エンバレスの盾割り」だ。
「無頼な扇動者、ティボルト」もサイドインする。
「実験の狂乱」を採用しないのならば、「墓掘りの檻」も良い選択だと考えているが、採用しているプレイヤーを見たことがない。
特に「夢の巣のルールス」を入れているようなサクリファイスには効果覿面だし、そもそもこのマッチアップはだいたい消耗戦になるので、サクリファイスの墓地アドバンテージを封じることが出来れば、勝利に大きく近づくようにも見える。
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