ヒストリックのグルールについて気づいたこと
ゴブリンもスゥルタイもしっくりこない上に、サクリファイスとアルカニストが難しかったので、消去法で「グルール」を回してみることにした。



しばらく調整して出来たリストがこちら。

-----------------------------------------------------
メインボード
4 ラノワールのエルフ (M19) 314
2 リムロックの騎士 (ELD) 137
2 航空船を強襲する者、カーリ・ゼヴ (KLR) 133
3 漁る軟泥 (M21) 204
4 炎樹族の使者 (GTC) 216
4 通電の喧嘩屋 (KLR) 213
2 終わりなき踊りのガリア (THB) 217
4 砕骨の巨人 (ELD) 115
4 グルールの呪文砕き (RNA) 179
2 カザンドゥのマンモス (ZNR) 189
3 探索する獣 (ELD) 171
4 エンバレスの宝剣 (ELD) 120
2 髑髏砕きの一撃 (ZNR) 161
4 踏み鳴らされる地 (RNA) 259
4 根縛りの岩山 (XLN) 256
4 岩山被りの小道 (ZNR) 261
2 山 (ANB) 114
6 森 (ANB) 112

サイドボード
4 削剥 (AKR) 136
2 暴れ回るフェロキドン (XLN) 154
2 反逆の先導者、チャンドラ (KLR) 117
2 運命の神、クローティス (THB) 220
2 燃えがら蔦 (RNA) 161
3 墓掘りの檻 (M20) 227
-----------------------------------------------------



実際に回してみて気づいたこと。



(1)やればやるほど、《集合した中隊》が抜けていく。

グルールって、確かにクリーチャーは多いものの、中隊でめくれて嬉しいクリーチャーは意外と少ない。
中隊を打っても、良くて「3マナ域+2/2くらい」ということが多いので、それなら《探索する獣》の方が結局強いんじゃなかろうかと。
最近は、《探索する獣》と《集合した中隊》をハイブリッドして5~6枚くらいの構成も見かけるし、俺もしばらくそうしていたけど・・・・メインボードは《エンバレスの宝剣》を絡めた動きを強くした方が安定して勝てているので、4マナ域が多いとあんまり強くない。
あと、《中隊》に頼らない方が、サイド後にノンクリーチャースペルを多めにとりやすい。


(2)《生皮収集家》について

まぁ、1マナ3/3と考えれば結構強い。
《エンバレスの宝剣》を絡めた動きを考えると、入れない理由は無さそうなんだけど、やはり1ターン目に出なければ強くない。
デッキの中に、「1~2ターン目に置けないと弱いカード」が多すぎるのも問題なので、最終的には全抜きにした。



(3)《航空船を強襲する者、カーリ・ゼヴ》について

世のレシピにはあまり採用されていないけど、《カーリ・ゼヴ》はグルールにとって悪くないパーツだと思う。《エンバレスの宝剣》のカウントを稼ぎつつ、打点も悪くない。さらにグルールより早いデッキに対してもナイスブロッカーになる点も良い。
《ザル=ターのゴブリン》よりは強いと思う。



(4)《通電の喧嘩屋》について

4点の打点は素晴らしいし、トランプルも地味に強い。
ただ、《カーリ・ゼヴ》とどっちが良いかと言われると悩ましい。
黒単や赤単に対しては《カーリ・ゼヴ》の方が光るので、サイドボード後まで考えると、《カーリ・ゼヴ》に軍配が上がるかもしれない。
今のところは《喧嘩屋》を4枚にしているけど、3枚目の《カーリ・ゼヴ》と入れ替えても良いかもしれない。



(5)《リムロックの騎士》について

個人的に、《エンバレスの宝剣》に特化させたプランを好んでいるので、低マナ域のクリーチャーを多めにいれてしまうことが多い。
その場合、剣を引けなかったときにも突破力を確保しなければならないので、何かしらのコンバットトリックがほしい。
なので、《リムロックの騎士》を2~3枚入れることが多い。



(6)《漁る軟泥》について

サイドボードに落としている人も時々見かけるけど、環境的にはメインが良さそう。
ただし、2マナ域とはカウントすべきではない。
多めに採用するならデッキ全体のマナカーブを軽めに整えてあげる必要があるし、前述の「《中隊》+《探索する獣》」のもっさり構成だと採用しづらい。



(7)《終わりなき踊りのガリア》について

最初は懐疑的だったけど、使ってみたら強かった。
ただ、インスタントを構えながらアタックしづらくなるので時々困ることがある。また、環境的に2/2が強くないサイズなので、無くても問題ないかもしれない。



(8)《カザンドゥのマンモス》について

《中隊》を入れるなら必須だと思うけど、《中隊》無しでもそんなに悪くないカード。今のところ2枚だけど、《生皮収集家》を入れないなら増やしてもいいかも。



(8)《探索する獣》について

強い。
本当に強い。
《中隊》で軽いクリーチャーを2体出すよりも、こいつ1体を出す方が全然強いんじゃないかと思う。
あと、サイド後にミッドレンジ寄りになったときも、こういうどっしりしたクリーチャーがいた方が安心できる。



(9)サイドボードについて
・今の環境なら《削剥》4枚でOK。
・《暴れ回るフェロキドン》は強いけど、サイド後に3マナ域が過剰になりがちなので、枚数は抑え気味。
・コントロール相手に多角的な脅威を展開するうえで《反逆の先導者、チャンドラ》は最高のスペック。
・追加の墓地対策と、多角的な脅威という意味で、《運命の神、クローティス》は良い味出す。
・《燃えがら蔦》はお試し中。《荒野の再生》の禁止前は定番のサイドボードだったけど、今でも悪くないパーツだと思う。
・《墓掘りの檻》はゴブリンやサクリファイス、アルカニストに入れる。

コメント

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索